注文住宅を建てる際、ハウスメーカー選びはとても重要です。優先すべきポイントを家庭ごとに考え、フィットする会社を探す必要があります。そこで、ハウスメーカーごとの魅力を、充分に把握しましょう。ここでは、和歌山のおすすめハウスメーカーを紹介します。ぜひ、家庭のニーズに合うかを考えながらご覧ください。
田辺市エリアの特徴
田辺市は、和歌山県南部、紀伊半島の南西側に位置しています。和歌山県全体の約22%を占めるほど市域が広く、県内で2番目に人口が多いのが特徴です。田辺市の面積は1,000平方キロメートルを超えています。
美しい海や山、川などの自然に恵まれ、世界遺産である「熊野古道」などの歴史的文化資源も有しています。北部は過疎化が進行しているものの、西よりの海岸部に都市的地域があります。
JR紀勢本線が通っており、主な駅として紀伊田辺駅や紀伊新庄駅、芳養駅があります。交通手段として、路線バスやコミュニティバスの利用も可能です。
子育て世帯にとっては、学校や病院などの施設環境も気になるでしょう。保育施設は25箇所、小学校は25校、中学校は14校、高校は5校あり、病院は4施設、診療所は125施設あります。
田辺市の平均坪単価
田辺市の平均坪単価は22万1,046円、1平方メートルあたりの土地代の平均は66,866円です。和歌山県における平均坪単価は約19万円、1平方メートルあたりの土地代の平均は約60,000円であり、和歌山県の平均よりやや高いものの同程度の価格であることがわかります。
全国の土地の価格と比べてみましょう。全国における平均坪単価は約77万円、1平方メートルあたりの土地代の平均は約23万円であることから、田辺市の土地の価格は全国の平均よりも低いことがわかります。
注文住宅購入の流れ
注文住宅を購入する際の流れを見ていきましょう。
土地を探す
住みたいエリアや駅からの距離、スーパーや病院などの周辺環境、学区、土地の広さ、日当たりなどを考慮して、予算とのバランスをみながら家を建てるための土地を探します。譲れない条件を明確にするなど条件の優先度を決めておくと、希望に沿った土地が見つかりやすいでしょう。
土地にお金をかけすぎると、住まいの計画が希望通りにいかなくなる可能性もあるため注意が必要です。土砂災害や水害をなるべく避けるためにも、ハザードマップも確認してみましょう。
土地探しは不動産会社に相談するのが一般的です。インターネットに掲載していない情報を持っている場合もあるため、さまざまな不動産会社に足を運んでみると思わぬ情報が手に入るかもしれません。
土地探しから手伝ってくれるハウスメーカーや施工会社に依頼するのもひとつの方法です。土地と建物のトータルで予算設定できるなどのメリットがあります。
インターネットで検索すると多くの情報が得られますが、気になる土地には実際に足を運んでみることをおすすめします。周辺住民の雰囲気や騒音、においなど、写真やインターネット上だけではわからない情報が手に入ります。
ハウスメーカー・工務店を選ぶ
注文住宅を建てるうえで最も大切な部分といえるのが、ハウスメーカーや工務店の選定です。ハウスメーカーによって工法やデザイン、コンセプト、価格帯などが異なるうえ、得意分野や苦手分野も変わってきます。
さらに家は建てて終わりではなく、アフターサポートなどで長期に渡る付き合いとなるのが一般的です。知名度だけで選ばずに、理想の住まいを実現できるハウスメーカーや工務店を選びましょう。
インターネットの一括資料請求サイトを利用するなどして、複数の会社を比較検討するのがおすすめです。最初から1社に絞るのではなく、相見積もりをとって十分に比較します。気に入った会社のモデルルームを見学してみると、イメージがより膨らむでしょう。
住宅ローンの申請
ハウスメーカーが決まったら、住宅ローンの事前審査を受けます。事前審査では建設する住宅のプランや見積りが必要です。
事前審査が通ったタイミングでハウスメーカーや工務店と工事請負契約を結びます。建築確認申請がおりたら住宅ローンの本審査を申込み、審査が通れば住宅ローンを契約します。
ハウスメーカー・工務店との打ち合わせ
ハウスメーカーとの打ち合わせは、工事着工前や建築中、完成後といったタイミングで行われるのが一般的です。頻繁に行われるのは工事着工前の打ち合わせで、間取り、内装や外装の設備、使用する資材など、細かな部分まで決める必要があります。
建築中の打ち合わせは行わない場合もありますが、計画通りに進められているかの確認などを行います。完成後の打ち合わせでは、支払いや最終的な確認事項などを話し合います。
建築・引き渡し
計画に沿って建築が進められます。施工中は基本的にはハウスメーカーや工務店にまかせることになりますが、内装やオプションなどは変更がきくケースもあります。施工の様子を見学するのもおすすめです。
家が完成したら、実際に家の中を確認します。立ち会いや完了検査などをして、登記登録を行い、いよいよ引き渡しとなります。
ハウスメーカー・工務店の選び方のポイント
「有名な会社だから」「テレビのCMでよく見るから」などといった理由でなんとなくハウスメーカーを決めてしまうと、要望とマッチしない可能性もあります。ハウスメーカーや工務店を選ぶ際にチェックしたいポイントを見ていきましょう。
信頼性や評判
信頼できる会社なのかを調べるためには、実際にそのハウスメーカーや工務店で家を建てた人の口コミや評判をチェックするとよいでしょう。顧客満足度が高い会社や、これまでに多くの実績を積み上げてきた会社であれば、より安心して任せられるといえます。
担当者の人柄や提案力
信頼できる担当者かどうかも大切なポイントです。親身になって相談に乗ってくれるか、専門的な用語や知識をわかりやすい言葉で説明してくれるか、さらには自分との相性なども確認しましょう。
細かい約束をきちんと守ることや、トラブル発生時に言い訳やごまかしをしないなどの基本的な姿勢も要チェックです。自社のメリットはもちろん、デメリットも隠さずに話してくれる担当者であれば、顧客に寄り添った提案をしてくれることが期待できます。
構造や工法
ハウスメーカーや工務店によって、採用している構造や工法が異なります。構造や工法が異なると住宅の性能や住み心地が変わってくるため、比較検討しましょう。
日本の伝統的な工法である木造軸組工法は、木材を使った柱や梁を用いて骨組みをつくり、屋根や壁をつくっていく工法です。間取りの自由度が高めで、将来的にリノベーションしやすいのが特徴です。
2×4工法は、2×4インチの木材の枠組みをセットにして、面を組み立てていく工法です。木造軸組工法よりも自由度は下がるものの、工期が短縮され、気密性や防音性も高まります。
日本の戸建住宅の主流は木造ですが、梁や柱などの骨組みに鋼材を用いた鉄骨造の住宅もあります。
間取りやデザイン
ハウスメーカーによって住宅のコンセプトがあり、得意とする間取りやデザインが異なります。シンプルでスタイリッシュなデザインや、北欧風のデザインなどテイストもさまざまです。
得意とする間取りやデザインをベースとして、要望を反映しながら修正し、設計していくのが一般的です。ハウスメーカーの公式サイトに掲載された施工事例を見ると、それぞれの傾向や得意な間取りなどがわかります。
価格
ハウスメーカーや工務店によって価格帯も変わってきます。ローコストハウスメーカーは、決まった選択肢のなかから好みの間取りや内装を選んで組み合わせていくため、コストを抑えられる傾向にあります。
大手ハウスメーカーの場合、高品質な設備や建材を使った高性能な住宅を手に入れることも可能です。よって価格は高い傾向にあります。
地域の工務店は、依頼主の要望をもとにゼロから設計していくスタイルが基本で、自由度が高いのが特徴です。価格交渉もしやすいでしょう。
アフターサービスの内容
数年おきの定期点検や不具合の修理など、家を建てたあともハウスメーカーや工務店との付き合いは続きます。トラブル時のコールセンターの有無や、設備の故障の修理期間、将来的な売却のサポートなど、アフターサービスの内容や期間はハウスメーカーによって異なるため、確認しておくと安心です。
GLホーム和歌山店
会社名 | ヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社 |
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住所 | 〒649-6312和歌山県和歌山市川辺229-4ヤマイチプラザ紀伊川辺 |
TEL | 073-499-8866 |
東北・関東・中部・近畿地方に展開するハウスメーカーの、和歌山店です。よい人生設計ができることを前提に、安全で価値ある家づくりをしています。
GLホーム和歌山店は、モデルハウスがならんでおり北米デザインが特徴です。おしゃれなテラスがあり、ヴィンテージ調を意識した内装になっています。ほかにも、フレンチテイストやモダンテイストなど、好みにあったデザインの注文が可能です。
また、外観だけではなく、機能性も重視しており、以下のこだわりがあります。安全性・快適性にも重きをおいており、納得できる住宅です。
耐震・制震性能
耐震のために「木造枠組壁構法」という、木材の組み立て構法を採用しています。この構法は、床1面・壁4面・天井1面の箱状になっており、地震の揺れを分散します。力を面で受けとめるので、安定感がうまれる仕組みです。
また、地震だけではなく、大型台風にも耐えることが可能です。そして、揺れを制御するための工夫もされています。壁の内側に「GTSウォール」という、粘弾性体を貼り付けています。地震の揺れを吸収して、住宅自体の衝撃を減らすことが可能です。
阪神・淡路大震災クラス、震度6レベルの実験を4回行っても、住宅全体の変形量が少ない結果が実証されています。
高気密
通常の住宅より、1.6倍厚い断熱材を使用しています。断熱材には「ロックウール」というものを使用し、断熱のほかにも耐火・防音効果もあり機能的です。
繊維質のなかに空気をふくみ、熱を移動させない仕組みなので、空調コントロールができます。省エネにもなり、寒さが厳しい北欧でも一般的に使用されている素材で安心です。
タナベハウス
会社名 | 株式会社 タナベハウス |
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住所 | 〒646-0003 和歌山県田辺市中万呂869-40 |
TEL | 0739-26-9668 |
田辺市に本社をかまえる、ハウスメーカーです。コンセプトは「帰りたくなる家」で、家族全員の居心地のよさを提案しています。時代にあわせたライフスタイルを、住宅のつくりで応援しています。
効率のよい家事導線やリモートワークの空間、さらに育児がしやすいつくりなど。家族全員がストレスなく、笑顔で暮らせることを重要視しています。以下は「帰りたくなる家」の特徴です。
構造へのこだわり
長く快適に住むために、構造にこだわりがあります。とくに、住宅の負荷がかかる梁の強度を高め、ゆがみを少なくしています。梁に使われている素材は、パナソニックの「テクノビーム」で、木と鉄を組みあわせたつくりです。芯となる部分が鉄なので、耐震性にすぐれています。
設計・間取り
家族全員の動きをシュミレーションして、効率的に生活できる設計を提案してくれます。仕事や育児、介護など、家庭ごとに使い心地のよさは異なります。
また、家族のライフプランは変化していくので、そこもふまえた設計が実現可能です。たとえば、勝手口からそのまま収納スペースを通ることで、買い物したものをしまいやすくする設計があります。
また、育児をしている場合は、勝手口のさきに風呂場や洗濯コーナーを設けることで、子どもたちが泥だらけで帰ってきてもストレスになりません。さらに、玄関とキッチンが近い配置も人気です。買ってきた重たい食材を、持ち運ぶ必要がありません。
そして、子育て世代に人気な設計で、アウトドアリビングがあります。デッキとリビングがつながったつくりで、広々した空間になります。子どもが安全に遊びやすく、大人もリラックスできる空間です。
高垣工務店
会社名 | 株式会社高垣工務店 |
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住所 | 〒646-0025和歌山県田辺市神子浜2-20-14 |
TEL | 0739-25-2768 |
1952年の創業で、70年近く田辺市で活躍するハウスメーカーです。1人1人の悩みによりそって、希望をかなえながら、悩みや不安を解決することに重きをおいています。専門知識をもったプロフェッショナルが、あらゆることを、わかりやすく説明してくれることが魅力です。
相談しやすいハウスメーカーは、納得した選択ができるので、仕上がりの満足度が高まります。ここでは、高垣工務店の技術的なこだわりを紹介します。
家庭にそった自由度
打ち合わせを入念にしますが、ほとんどが雑談であり、そこからさりげなく感じ取られる希望や将来設計、ライフプランを軸に設計提案をしてくれます。家庭それぞれの優先順位を考えた、完全オーダーメイドになります。迷うことがたくさんある場合や、こだわりをもちたい場合に頼りになる存在です。
とくに「家族が居心地いい空間」をイメージしており、家事をしながら子どもの様子をうかがえる設計や、増えていく学校グッズの収納など、子育て世代には嬉しいアドバイスがあります。
また、近年ペットを飼う家庭も増えているので、犬の散歩がスムーズに行える仕様や、猫用のウォーキングスペースも人気です。ペットも家族の一員として、快適に過ごせる工夫ができます。
安全性・快適性・経済性
長期にわたり、安全で品質の高い状態をたもつ「長期優良住宅」の認定がされています。国が定めた基準があり、それをクリアした住宅なので信頼ができます。基準は耐震性・長期耐久性・断熱性・メンテナンス性などを審査されており、大幅に機能が上回る最高等級の品質です。
また、長期にわたり住むことを前提とし、コストパフォーマンスも視野にいれています。すぐれた断熱材であるグラスウールを使用することで、何十年先も機能を発揮します。施工時はコストがかかっても、修繕の必要をおさえ、省エネにも効果的です。住宅を建てたあとの、支出もきちんと考えられています。
まとめ
和歌山県田辺市では、さまざまなハウスメーカーが存在します。それぞれの企業にこだわりの技術があり、機能的な住宅を建てることが可能です。まずは、家族全員が必要なこと、してみたいことをまとめ、すべての要望を出してみましょう。プロのアドバイスにより、具体的なイメージがわきます。ぜひ、3つのハウスメーカーを検討してみてはいかがでしょうか。満足度の高い仕上がりで、生活のクオリティーをあげることが可能です。