和歌山県の土地代・坪単価の価格相場と補助金制度について
和歌山県で家を建てる場合に気になるのが、土地代や坪単価などの費用面ではないでしょうか。ここでは和歌山県内全体の相場や、人気のエリアごとの相場、さらに和歌山県の補助金制度などについてもご紹介していきます。
土地代・単価の価格相場
和歌山県の基準地価は2022年において4万5,076円/㎡、坪単価は14万9,014円/坪となっています。すでに土地があり注文住宅のみ立てる場合は、建設費の相場が3,558万8,000円、延床面積は119.8㎡(36.2坪)で坪単価は98万3,000円となっています。
また土地付きの注文住宅の場合は、建設費の相場が3,061万4,000円、土地取得費用が910万5,000円、延床面積が116.4㎡(35.2坪)で坪単価の相場が87万円です。坪数別に見てみると注文住宅のみの建築費相場は20坪で1,966万円、30坪で2,949万円、40坪で3,932万円、50坪では4,915万円です。
土地付き注文住宅の場合は20坪で1,740万円、30坪で2,610万円、40坪で3,480万円、50坪では4,350万円が相場です。これらの費用に諸費用をプラスした金額が家づくりに必要な総額となります。
さらにエリア別の土地と建物を含む総額価格の相場を見ていきましょう。和歌山市は3,389万560円、海南市は2,991万6,520円、橋本市は2,789万9,960円、有田市は2,893万4,040円、御坊市は2,583万4,680円、田辺市は3,202万3,400円、岩出市は3,057万9,880円などとなっています。
和歌山市と岩出市で注文住宅を建てる場合は3,000万円以上、それ以外のエリアは2,000万円台~が全体の相場となっています。
補助金制度
費用面での不安を感じないようにするためには、補助金制度について理解しておくことが大切です。ここでは和歌山県の各地域の自治体が行っている補助金制度についてご紹介していきます。
新婚世帯を対象に引越し費用や家賃、住宅購入費用の支援を行っているのが、和歌山市、有田市、由良町、日高川町、すさみ町、新宮市です。対象となる費用は自治体によって若干異なりますが、多くの場合で特定の期間内に婚姻届を提出し住宅購入などを行った場合に費用の一部が補助される制度です。
また海南市や新宮市では空き家リフォーム工事費用の支援なども行っており、新築住宅でなくても補助が受けられる場合もあります。これらの制度は自治体によって上限額が異なり、また申請期間や対象者もそれぞれなので、詳しくは各自治体のホームページなどを確認してみてください。
失敗しないために!準備期間に知っておきたい家づくりのポイント
家はとても大きな買い物であり、多くの費用もかかるので、できるだけ失敗は避けたいものです。しかし家づくりが初めての方も多いため、事前にしっかりと準備をしたりポイントを抑えておかないと建ててから後悔してしまうかもしれません。
ここではできるだけ家づくりでの失敗を防ぐために知っておきたいポイントをご紹介します。
モデルハウス・カタログなどで情報収集する
まず家づくりの第一歩として重要なポイントになるのが情報収集です。建築方法から間取り、内装、建物の外観や設備など家を建てるためには決めなければならないことがたくさんあります。
そして後悔しない選択をするためには、どのような選択肢があるのかを知っておくことが大切です。選択肢を知るためにはモデルハウスに訪れて実際に家を見てみたり、カタログなどを見て家に関するさまざまな知識を深めたりと情報収集をしましょう。
建ててから知って「こうすればよかった」と思うことがないよう、より多くの情報を収集するのがおすすめです。
土地探し
思い描いたような家を建てたり暮らしを実現したりするためには、土地探しにも力を入れなければなりません。間取りなどは後から変更できますが、土地は変更することができないので、家族の意見や状況を踏まえて慎重に探しましょう。
土地探しの際には「交通利便性」「自然環境」「医療施設」「教育施設」「買い物施設」という5つの条件に優先順位をつけ、探していくのがおすすめです。また地盤や災害の履歴、周辺住民など長く住んでいくうえで安心できる土地であるかどうかもしっかりと確認して決めていきましょう。
住宅ローンを借りられる金額を把握する
家を建てる際には、多くの方が住宅ローンを組んで20年、30年という長い月日をかけて支払っていきます。無理なローンを組んで途中で支払いが厳しくなってしまったり、また支払いに関する不安を感じないようにするためには、事前に無理なく返済できる借入金額を把握しておくことが大切です。
家を建てるためにどのような費用が発生し、どのような支払い方法があるのかなどお金に関することはしっかりと確認しておきましょう。住宅ローンにも金利が固定のタイプと変動のタイプがあり、その違いもよく理解しておかないと後悔してしまう可能性があります。不安なことはすべてメーカーの担当者に確認し、納得した上で住宅ローンを検討しましょう。
注文住宅を建てるときの流れ
注文住宅を初めて建てる方にとっては、どのように家づくりが進んでいくのかもわかりにくい部分ではないでしょうか。ここでは安心して家づくりを進めていくためにも知っておきたい、注文住宅を建てるときの流れをご紹介しいます。
予算決めと間取りイメージを立てる
家づくりをすると決めたら、まずは暮らし方をイメージして予算を立てていきます。どのようなエリアに暮らすのか、内装や外観の雰囲気、間取りなど注文住宅で実現したいことを考えてみてください。そして暮らしたいエリアの相場価格などを調べ、さらに無理なく支払いできるの金額を考えてある程度の予算を決めていきます。
ハウスメーカーと土地探し
暮らし方や予算がある程度イメージできたら、続いて家づくりを任せるハウスメーカー探し、それと並行して土地探しを行っていきます。ハウスメーカーでも土地探しのお手伝いをしてくれる場合がありますが、より希望に合う土地を見つけるためには自分たちでも不動産会社に足を運んだりしながら多くの土地を検討することが大切です。
間取りプランと見積もりを確認する
土地が見つかりハウスメーカーが絞れてきたら、間取りプランと見積もりを提示してもらいます。ここでは2社~4社くらいを目安に見積もりをもらい、比較検討しながら最終的に依頼するハウスメーカーを決定していきます。あまりにも多くの会社に見積を出してもらうと迷ってしまうので、検討するのは多くても4社程度までがおすすめです。
住宅ローンの審査と仮契約
ハウスメーカーを決めるのと同時期に行っておきたいのが住宅ローンの仮審査です。審査にはある程度時間がかかるので、スムーズに進めるためにも早めに行っておきましょう。依頼したいハウスメーカーが決まったら、仮契約を結びます。ハウスメーカーによっては仮契約時に申込金が発生する場合もあるので、そちらも事前に確認しておきましょう。
工事請負契約を結び着工する
住宅ローンの仮審査に通過し、土地も決まったらハウスメーカーと本契約を行います。この契約のことを建築工事請負契約といい、通常は契約金を支払って契約書に署名捺印を行うことで成立します。
契約後に土地の調査や間取り、内装や外構の打ち合わせなどを経て決定したら住宅ローンの本審査に移ります。本審査に通過するとつなぎ融資という制度を利用して土地の決済が行われ、いよいよ着工となります。
竣工検査と引き渡しで完了
着工してから入居までは約3~4か月程度であるのが一般的です。基礎工事が行われ据付工事の前までのタイミングで建築請負金額の半分を中間金として入金します。
工事途中では中間検査が行われ、その後問題なく建物が完成すれば竣工検査となります。この際に不具合や気になる点があれば直してもらい、問題がなければローンが実行され引き渡しとなります。
注文住宅メーカーを選ぶ時、重視したいポイントは? WEBアンケートで調査!
ここまで和歌山県でおすすめの街や住環境、注文住宅を建てるときの流れなど、さまざまな解説をさせていただきました。ところで、実際に家づくりを依頼する住宅メーカーを選ぶ場合には、にどのようなポイントを重視して決めればいいのか、迷われている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな悩みをもつ方のために、「注文住宅メーカーを選ぶ時、重視したいポイント」についてアンケート調査を行いました。どんな回答となったのか、詳細を見てみましょう。
第1位は「費用」で、29%でした。マイホームは一生に一度ともいわれる大きな買い物です。少しでも費用を抑えたい方や、そうでなくてもコストパフォーマンスのよい家づくりがしたいという方も多いでしょう。
とはいえ、安いだけで注文住宅を選ぶのはあまりおすすめできません。質の高い家を適正価格で建ててくれる注文住宅メーカーを選んでください。
第2位は「住宅性能」で、23%でした。長期間快適で安全な家をつくるためには、住宅性能にこだわる必要があります。耐震性能が高く、高気密・高断熱で安心して住み続けられる家を提供している技術力の高い注文住宅メーカーを選びましょう。
第3位は「保証・アフターサポート」で、21%でした。マイホームは建てて終わりではありません。定期点検やアフターメンテナンスなど入居後にも手厚いサポートがうけられる注文住宅メーカーを選びましょう。
中にはリフォーム対応や売却、買替サポートまで提供している注文住宅メーカーもあります。将来のことも考えて、選択肢が広がるようなアフターサポートが用意されているとなおいいでしょう。
アンケートの結果は以上となりますが、注文住宅メーカーを選ぶにあたって、参考になる内容であったなら幸いです。次の見出しでは、和歌山件で注文住宅メーカー選び方のポイントについて、さらに詳しく解説させていただきます。
【和歌山】注文住宅メーカー選び方のポイント
注文住宅を建てるうえで非常に重要なのが注文住宅メーカー選びです。メーカーごとに工法やデザインもさまざまなので、どこに依頼するかで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな方のために、ここでは和歌山県で注文住宅メーカーを選ぶ際にチェックしたいポイントをご紹介します。家づくりで後悔しないためにも、ぜひ慎重にメーカー選びをしていきましょう。
住宅性能
注文住宅メーカー選びの際に確認したいひとつとして、住宅性能が挙げられます。住宅性能は工法や構造などによっても変わり、メーカーごとにさまざまな工法を打ち出し住宅性能のよさをアピールしていることもあります。
家族が健康に、そして安心して暮らしていくためには住宅性能の高い家づくりをすることが大切なので、どのような工法を取り入れているか、そして十分な住宅性能を提供してくれるかについてはしっかりと確認しておきましょう。
住宅性能の中でも重視したいのが、耐震性や制振性といった地震に対する性能、家族の快適さや健康を左右する断熱性です。
断熱性の高い家は冷暖房機器の利用率を下げることができ、光熱費を抑えることにも繋がります。生活の出費を抑えるためにも、ぜひ高い性能の家を提供してくれる注文住宅メーカーを選びましょう。
コストパフォーマンス
注文住宅を建てるうえで多くの方が不安を感じるのが費用についてでしょう。できるのなら費用を安く抑えたいと考えている方も少なくないはずです。費用面での後悔をしないようにするには、注文住宅メーカー選びの際にコストパフォーマンスにも注目してみましょう。
これは単純に値段が安いということではなく、性能や設備が十分でありながら予算内で希望を叶えてくれるということです。安さだけにつられて選んでしまうと、理想的な家づくりができなくなってしまう可能性もあるので注意しましょう。
そして価格をチェックする際には、坪単価を比較するのがおすすめです。建物の本体価格を面積で割ると大体の坪単価を把握できます。この際に表示されている面積が「延床面積」か「施工面積」かにも注意してください。施工面積はバルコニーやロフトなども含まれた広さなので、延床面積も広くなり坪単価が安くなります。
しかし実際の延床面積だけで計算してみるとは割高だったということもあるので、延床面積なら延床面積のみで比較すると、より安く安心して任せられる注文住宅メーカーがわかるはずです。
アフターフォロー
家づくりでは建てるまでのことばかりに着目しがちですが、建ててからのほうが長く付き合っていくのですからアフターフォローの内容や期間などもしっかりとチェックしましょう。新築住宅については法律によって屋根や柱などの基本構造部分に10年の瑕疵担保責任が義務付けられているので、どのメーカーで建てても最低10年間は保証されることになります。
しかしその後の保証については注文住宅メーカーごとに異なるので、保証期間やその内容、アフターフォローでは何をしてくれるのかなどは、契約する前に確認しておきましょう。注文住宅メーカーによっては最長30年の保証を行っていたり、24時間体制のコールセンターを設けていたりする場合もあります。
どのような保証やアフターフォローがあれば安心して暮らせるのか、そして万が一の際に不安を感じないのかを考えたうえで、最適なアフターフォローを提供している注文住宅メーカーを選んでください。
デザインが気に入るか
家のデザインも注文住宅メーカーごとに大きく変わる部分のひとつです。とくに外観を見ればその注文住宅メーカーがどのようなデザインを得意としているのかがわかるので、モデルハウスや資料を見て好みのデザインの注文住宅メーカーを見つけましょう。
長く愛着を持って暮らしていくためには、好みのデザインであることも重要なポイントです。帰って来たいと思える家であるか、大切にしたいと思える家であるかはデザインによっても変わってくるので、希望に合わせて幅広い提案をしてくれる注文住宅メーカーを見つけましょう。
また内装のデザインや間取りなども自由に決められて、家族が暮らしやすい家にしてくれる注文住宅メーカーならよりおすすめです。家づくりで何から決めればいいかわからないという場合は、まず好みのデザインの注文住宅メーカーを見つけてみると、さらに具体的なイメージをしやすくなるかもしれません。
信頼できるハウスメーカーに出会い理想の家づくりを実現させましょう
注文住宅は人生のなかでももっとも大きな買い物であるという方も多く、できるだけ後悔したり失敗したりしたくないものでもあります。納得できる家づくりをして、家族が安心して暮らせるようにするためには、信頼できるハウスメーカーに出会うことが重要なポイントです。
和歌山県内にもたくさんのハウスメーカーがありますが、まずは気になるメーカーに資料請求をしたりモデルハウスに足を運んだりしながら、理想の家を提案してくれるようなハウスメーカーを見つけてください。